新築収益物件のメリット
不動産投資で収益を上げたいと考えている人とって誰もが悩むのが「新築物件」か「中古物件」のどちらを所有するのかです。
素人的にはどう考えても新築物件の方が魅力がある・利用者(入居者)が絶え間なくあると想像する人が多いと思いますが、実はそんな簡単な話ではありません。
勿論新築物件には新築物件の良さがあり、中古物件には中古物件の良さがあるので、どちらがいいかは投資をする人の状況に応じて物件を選択するのがいいかと思います。
ただ、それぞれどんな良さがあるのか、あるいはよくないところがあるのかがわからない人も多いと思います。そんな方の参考にして頂くために新築物件、中古物件のメリット・デメリットを紹介させていただきます。
◆新築収益物件のメリット◆
1:質のいい入居者の確保
日本人は特にそうですが、新築の物件というのに強い憧れを持っています。つまり「新築物件」というだけでよっぽど立地などの条件が悪くない限り入居希望者は殺到します。
この時に入居の際の審査基準を厳しきしたりして、質の良さそうな入居者だけを受け入れることができます。ただしこれは新築や築浅物件の時だけなので、注意してください。
2:土地所有していれば比較的自由な設計が可能
新築で物件を建てるときに当然ですが土地が必要になります。ですが既に土地を所有している場合ある程度所有者の希望に沿った建物を建てることができます。
これは他物件との差別化をはかるという意味では非常に大きなポイントですが。ただし、自治体によっては建物にも建築基準があるので、必ず事前に確認が必要です。
3:減価償却費の計上が長期間に渡り出来る
新築物件は「法定耐用年数」分の全期間が減価償却年数と定められています。
これにより長期間に渡って減価償却費の計上が可能になるので、新築物件を購入する際には大きなポイントの1つになります。
ちなみに中古物件の場合は減価償却年数が短期間であることがほとんどですので、償却後の税対策が厳しいといわれています。
4:長期間に渡っての融資が可能
新築物件の場合、建物の構造が木造であろうが鉄筋であろうが、原則最長35年での返済を組むことが可能です。
5:修繕/改築の必要が少ない
新築物件の場合よっぽどのことがない限り10年近くは経年劣化による外観や設備などの修繕工事がないと考えられております。
勿論地震や台風などの予期せぬ自然災害などは考えられますが、それ以外の理由での劣化などはないと思われます。
また新築物件の場合は「瑕疵担保責任」があり、購入時に判明出来なかった不具合などを10年間は保証してくれる法律です。尚、ほとんどの中古物件の場合はこの「瑕疵担保責任」は適用されません。