新築収益物件のデメリット
新築収益物件のメリットは先ほど紹介いたしましたが、メリットがあれば当然デメリットもあります。
新築収益物件にはどんなデメリットがあるのかご紹介いたします。
◆新築収益物件のデメリット◆
1:価格が高い
中古物件と比較して圧倒的に価格が高いのが新築収益物件です。また当然ですが土地を保有しているか、していなかによっても価格は大きく変わってきますが、土地もセットということになると購入できる人は限られてきます。
2:利回りが低い
中古物件と比較すると利回りが低いのが実は最大のネックではないでしょうか。
一般的にはだいたい8%程度の利回り物件が多いのですが、ローンをフルで組んでしまったりすると、利益が出づらいとう懸念点があります。また利回りが低くなってしまうと物件に空室が出てくるにつれて経営が厳しくなり赤字に転落してしまいますので、注意が必要になります。
またまだ新築当初~築浅期間は入居希望者が多いので、常に満室になるでしょうが、10年、20年も経過してくると、外観や設備の老朽化、劣化などによって入居希望者が減ってきてしまい、さらに収益を上げるのが厳しくなってきます。
3:土地を探すのが難しい
新築物件を建築するにあたり当然ですが土地が必要になります。元々土地を保有していれば問題ありませんが、大半の人が土地とセットで購入します。
そうなってくるとなかなか希望とする土地を探すのが難しいといわれています。
特に東京や大阪などの大都市部では人気のある駅前や立地条件のいい土地というのは当然ですが購入するのにかなりの資金が必要になります。しかも運よく見つかったとしても法律などで建物の設計条件などが定められているところもあるので、必ず事前確認が必要になります。
4:返済が大変
新築の場合収益を上げるのに物件が建ってからでないと収益を上げることができません。
もともと土地を保有しいてればまだリスクは少ないですが、土地もセットで購入した場合、土地の購入時から返済が始まるケースがほとんどですので、土地購入から入居開始までの期間は無収入にもかかわらず返済をしないといけないという事になります。
早くても6ヶ月、場合によっては1年~1年半近く収益を上げられない期間があるので、資金が豊富にないと難しいでしょう。